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プリントクリエイターとクラウドサインで電子契約を自動化する
kintoneで管理しているデータからプリントクリエイターで作成した帳票をクラウドサインに自動連携するためのノウハウを解説します。クラウドサインから提供されている#MAKEはRepotone U Proを使った帳票作成が前提ですが、この記事ではもう1つの帳票作成サービス「プリントクリエイター」の事例を紹介します。
この記事は、kintoneに登録されている顧客情報や見積アプリまたは契約管理アプリなどから、電子契約サービスへの自動連携を検討されている方に向けた内容です。
電子契約に関する基本的な考え方についてはこちらの記事もご覧ください。
kintoneとクラウドサインの連携
電子契約ソリューションのクラウドサインと、kintoneを連携させる方法としてまず候補になるのはクラウドサインを運営する弁護士ドットコムが提供している「クラウドサイン #MAKE」を導入する方法です。このサービスを導入することでkintoneで作成したレコードの情報を自動的にPDFに変換してクラウドサインを経由した電子署名を付与することができます。
クラウドサイン #MAKE
https://kintone-sol.cybozu.co.jp/integrate/bengo002.html
kintoneのデータを作成するだけで電子契約が可能なクラウドサイン#MAKEですが、1つだけ大きな懸案事項があります。
クラウドサイン#MAKEはPDF帳票作成のために Repotone U Pro と連携することを前提としたサービスである点です。
Repotone U Pro
そのため、kintoneから帳票を作成するサービスとして人気のある「プリントクリエイター」で作成した帳票を連携させることができません。自社で既にプリントクリエイターを導入して見積書などを作成している場合、Repotone U Proとプリントクリエイターの2種類の帳票サービスを利用する形になってしまいます。
同じ目的で異なるサービスを使うのは、運用面で煩雑になりやすいためできれば避けたいところです。
プリントクリエイター(トヨクモ PrintCreator)
プリントクリエイターの帳票とクラウドサインを連携する
それでは、プリントクリエイターで作成した帳票をクラウドサインに連携させるにはどうしたら良いのでしょうか?
クラウドサインは積極的に外部にAPIを公開しているサービスであるため、APIを呼び出すことでクラウドサインの機能を利用することができます。また、プリントクリエイターは作成した帳票をPDFとしてkintoneのレコードに添付する機能を持っています。これらをうまく組み合わせることで、プリントクリエイターで作成した帳票をクラウドサインに連携することが可能となります。
連携イメージ
クラウドサインのAPI連携を開発するには?
クラウドサインのAPI連携を開発する場合、クラウドサインのサンドボックス(開発環境)が利用できます。サンドボックス環境を使うことで、テスト用の契約書類を作成して開発することが可能です。
クラウドサイン Web API 利用ガイド
開発事例
以下に紹介する事例では、プリントクリエイターで作成されたPDFを含むレコードが、プロセス管理で承認済になったタイミングでクラウドサインのAPIを呼び出して、電子契約を実行します。
契約締結後、クラウドサインから締結済のファイルを取得してkintoneに格納します。
まとめ
クラウドサインのAPIとkintoneのカスタマイズを組み合わせることで、クラウドサインを直接操作することなく、kintoneの操作だけで電子契約の締結をおこなうことが可能です。
キントバでは、プリントクリエイターとクラウドサインを組み合わせたカスタマイズ開発をパックとして提供しております。ご興味を持たれた方は、お気軽に無料相談にお申し込みください。